開催報告:おんぶの勉強会

Pocket

2021年10月29日、第2回定期勉強会「おんぶの基本」をオンラインで開催しました。 お申し込みは23名で、当日参加は11名。ベビーウェアリングコンサルタントの他、助産師、小児科医の方々と一緒に学びました。 アメリカのCenter for Babywearing Studiesでベビーウェアリングコンサルタントの勉強をした、角田クリスティーナさんがメイン講師を務め、作業療法士の藤田蓉子さんが姿勢の解説などをしました。

もくじ

1. 当日の内容

●おんぶとは
●おんぶと抱っこ
●おんぶのきっかけ(赤ちゃんの視点、親の視点)
●おんぶのタイミング
●おんぶのツール
●おんぶの事例、ディスカッション
●おんぶの安全

2. 内容ピックアップ!

 おんぶと抱っこの空間感覚の変化
おんぶのときは後ろのドアや壁の存在に注意をはらおう!
 抱っこよりもおんぶが優先される状況
大人目線 赤ちゃん目線
 重心と重心線
 ディスカッション:2人目妊娠中で上の子(1歳半)をおんぶするには?
支援者としては、ママ自身のそれまでのおんぶの経験を確認した上で、なるべくおんぶをしないで済むお世話の方法を一緒に考える。
 おんぶの安全
必ず最初は鏡で赤ちゃんの様子を確認しながら練習をする。寝てしまったが降ろせない状況の場合は、首が後ろに倒れないように抱っこ紐等の工夫が必要。フードを丸めてネックピローにする方法もある。

3. 当日参加してくださった方からのご意見・ご感想

 満足度
皆さん「満足(4)・とても満足(5)」でした。ありがとうございます!

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: 今回のイベントの満足度はいかがでしたか。回答数: 5 件の回答。

●おんぶの基本的なことが整理できました
●新しいおんぶの視点、アドバイスの仕方、アイテムを知ることができました
●科学的根拠を踏まえたもう少し深いお話が聞きたかったです

今後に活かします!ありがとうございます!
 新たな気づき
●おんぶの位置と重心
●パパ・ママ一人ひとりに合わせた支援・指導が大事
●高い位置のおんぶについて「日本の伝統的なおんぶは民族の骨格の違いから高い位置のおんぶが好ましい」で説明していましたが、赤ちゃんの大きさによって「肩」から「腰」への体重分散という説明は新しい知見でした。藤田蓉子さんの最近の母親の姿勢についてのお話も勉強になりました。
●高い位置のおんぶが楽だという認識がありましたが、母親の体型、児の年齢や状態、またツールの種類によって、おんぶの高さの快適さは異なるという点。
●ツール、視点
新たな気付きが得られたとのこと、嬉しいです!

あとがき

赤ちゃんが構って欲しい欲求が強くなり、意思表示をしてくるようになると、大人にとっておんぶは便利な育児動作の一つと言えます。赤ちゃんにとっても、高い視野で、大人と同じ方向で物を見る経験ができて好奇心を満たしてあげられる可能性があります。 勉強会を終えて、赤ちゃんをおんぶしたいパパ・ママがいたら、どのような場面で、どれくらいの時間おんぶしたい or しなくてはならないか、お子さんや大人の体格、など、それぞれの状況を伺いながら、安全、快適、楽しいおんぶの方法をお伝えできるようにしたい、と感じました。 定期勉強会の抱っこ・おんぶ・子育て支援の3大テーマはこれからも続きます。来年度もお楽しみに!

いいね:





コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください